SolemnAir

最初にカテゴリー「はじめに」をお読みください。(2017年版になってます!)
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潮時再訪う時
もうそろそろ
その夢諦めてもいいかもしれない
そうして
新しい夢をみてもいいかもしれない

(C)MizcocyUamo
- - - uamo72
ノーブランドタグ
他の人と同じようにできないことが
ずっと悔しかった
あたりまえのことがあたりまえではなくて

比較されては出来ないことを責められ
比較などされていないのに
比較しては出来ないことを責めて

自分をなんとか受け止めることはできても
そんな自分を偏光フィルターで加工されてしまうことには慣れずに
違うタグをつけられることが気持ち悪かった


出来ないことを言い訳にしたかったんじゃない
出来ない理由を述べただけ
それがどんなものでも
出来ない以上は出来るとは言わない

出来ないことが全て悪いことなら
こうあるだけで悪いことなんだろう


本当に?


子供のようにできないもどかしさを叫んでみる
けれどあいにく子供ではないから
当たり散らしても解決にはならない

たくさんのタグが
自分に異なる価値を決定付ける
全部外して
ただのノーブランド


他の人と同じようにできなければ
調和ははかれない
けれど誰もが同じではなくて


偏光フィルターに偏光フィルターをかけてみる
もとに戻る?
全くべつものになる?

たくさんのタグを千切って混ぜて
ひとつ抜く
そのタグはどんなタグ?


出来ないことを誰かが助けてくれた
自分に出来る何かを返す
同じものでなくても
量が違うものでも

親和性は調和と必ずしも同一のものではないなら
悔しい想いを偏光フィルターにかけて
自分のタグを手描きでつけてゆく

そうして
それを自分と成してゆく


(C)MizcocyUamo
- - - uamo72
君臨王
行き先がない
この身体分の質量
この想い分の体積

こんなにエネルギーに満ちあふれた世界に
圧されてしまって消失するしかない

この空間に存在するだけのことが
とても大変なことなのだと
あたりまえの世界は気づかない

行き先がない
たったひとつ与えられた行き先は
すぐにでも行けるし
いずれは必ず行ける

空間も時間もいつも攻めてくる
自分がどれほど不確かでも
この容量分のエネルギーで立ち向かう
いつか辿り着く行き先まで
このたったひとつのもので世界に君臨する

当然のように在るものたちが時空に向かい群雄割拠
だからこの身も時空に王行闊歩
いつでもそれらは電光石火


(C)MizcocyUamo
※横行闊歩が正しい漢字です
- - - uamo72
安堵行灯
太陽ばかりを臨むわけではなく
ただ夜にやすむその心に光あれ

(C)MizcocyUamo
- - - uamo72
触れる琴線
もうすぐ夏だねと笑ったから
当たり前に笑い返した
汗ばんだ腕が生ぬるい風をきって
短い袖が肌を守ることもせずに

雨ばかりの日
少しだけ涼しくて回る傘
水がいたるところで踊って
泥がいたるところで遊んで

待っていた
成績表も宿題もどうでもよくて
もうすぐはいつ?
いますぐこない?


その手をとってどこにいこうか
お店を見て回るのもいい
山に登るのもいい
海だってきっと楽しい

雨がはやくやめばいい
セミの声がはやく

笑ったのは誰
期待したのは誰

夏がきた
その手が迎えにきた
どこにだっていける


ずっと待っていた
どこにだっていける心
どんなことだってできる未来
あたたかいその手

動かぬわたしが笑ってセミが泣いた

(C)MizcocyUamo
- - - uamo72
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