SolemnAir

最初にカテゴリー「はじめに」をお読みください。(2017年版になってます!)
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「Mal haben sie mir.」
どんなときも この両足で立って 空の下を歩いてきた
何かを得たつもりで 何かを手放しながら
この地の上で息をしてきた

どんなときも この心でみて 土の上を歩いてきた
どこかにしまい忘れた気持ちも 潰されそうな重さも背負って
その血がいつも循環していた

さようならの歌はいつも簡単で
朽ちたその眼に夢は永遠

またいつかの応えは一瞬きりの最期
仄かな手には持ってゆけない温度

新しい風が連れ去るその先には
今までの吹き溜まり

どんなときも
嫌なことも いいことも 全てのときを添い持って
空いた口には虚ろを詰めて 安らかな夢をつかむ



あなたはその両足で立って そこで息をする
始まって終わるまでを見せつけて
永遠に終わらない夢を与えながら
誰かの中に棲む陽炎として 

どんなときも


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2009年12月20日
My gran'ma passed away today.
With [Repos Eternel].
(頭の中限定で曲付)詩 - - uamo72
「踊る桜」

小さな宴に気がついていた
小さな炎が燃やしていくもの
その真っ只中にあなたが居た

その口で煽って風を起こして海から空へと羽を持つ
何万回も何重と翻してまとわりついた正義を見てた

その首をもたげ日記が破れてた
その実が逝くのを蛾も宿していく
そう待ったなしにあなたが居た

その道で踊って鎚を興して端から端へとばねに乗れ
ああ満開のあの銃を覆してまどろみにおつ私擬を振った



歌えば焚き火 炎は冷めて
首長くして 実を噛んだ
真っ只中で抱きしめていたもの
待ったなしに抱きとめたもの

風が流れて羽は軽やか
鎚は叩いてばね高く
正義と私擬の狭間に揺れる

何万回も何重も翻って
満開の銃は覆って
気がついていたもの
燃やされたもの
破れた日記に書きとめていたもの
宿した蛾はどこへ
正義と私擬の狭間に触れる


その道で踊って土を興して恥じなど恥でなく骨に成る
その残骸をいつも混ぜ返して まとわりまどろむ律儀な四季

真っ只中で待ったなしに いつだってあなたが居た
その狭間になくては会えないあなたが居た

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(C)MAhime_uamo 2009
登場人物は、おそらく一人。
(頭の中限定で曲付)詩 - - uamo72
「非力な強かさ」

いつも胸に抱いている
迷い 不安 悲しみ
いつも運び続けながら
気がつけば
毎日どこそこに落としてきている

背負った鞄の中身はちゃんと
自分でカウントしてきている
誰かの荷物が紛れ込んでは
いつのまにか引き離せない

このまま背負い続けていこうか
それともこの場に捨ててしまおうか
決めかねて置いてみてそれでも手放せずに

たいした力はいつもないよ
明確なものが見えてるわけじゃない
時々動かせない荷物もあるよ
それでも気がつけば鞄は背中にある


いつも腕の中にあって
一つ 二つ 感謝を
いつも渡そうと思いながら
気がつけば
いつのまにか磨り減っている

追いかけていく道筋はちゃんと
自分で下調べをしてきている
誰かの足跡に惑わされては
気がつけば地図を失っている

このまま追い続けていこうか
それともこの場で見切りつけようか
決めかねて立ち止まりそれでも見送れずに

上出来だとはいつも思えないよ
自信がちゃんと胸にあるわけじゃない
時々進めなくなってしゃがみこむ
それでも気がつけば進んでいる




なにかに長けてるわけじゃないけれど
誰かの鞄に紛れているのは自分?
どこかに行けると信じられないけれど
誰かが落とした地図を拾うこともある?

たいした力はいつもないよ
上出来だとはいつも思えないよ
だけど一生懸命な自分は少し許せる気がするよ
だけど一生懸命な誰かはいつも眩しくて焦がれて仕方ないよ

いつも胸に腕に抱く想い
いつまでも引き摺るそれは重い
だけど捨てきれたことはないし
きっと進めなかったことも一度もない

一人で荷を背負い地図見て歩く
そこには誰もいない自分だけ

ならその案内図は誰が描いた
ならその道は誰が作った
よくみれば周りはいつも誰かが居て
しゃがみこむ人 立ち止まる人 先行く人 後ろ向きの人

それぞれが行き交いそれぞれの地図で
いつもなにかを抱えたままで


紛れた荷物は誰が誰の
落とした地図は誰のもの

たいした力はいつもないよ
上出来だとはいつも思えないよ
だけど道ゆく人を見ればすごい力があると思う
だけど道ゆく人を見れば立派な人だと思うから

案外 誰かはいつも誰かの
たいした人で上出来かもしれない

きっとそうだと鞄を負っていく
自分の地図を追っていく



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こんなに長くなる予定じゃなかった。3番が長すぎだ。(頭の中で曲付詞)
そのうち修正できれば修正したいと思います。
(頭の中限定で曲付)詩 - - uamo72
「うろわるつ」
誰もいない闇の中の手招き
うっすらと伸びる影法師
肌寒い静かな場所に佇んで唾を飲み込んだ

手にしない灯りに見えず
うろひらり落ちそうな夜空
白い息吐きながら階段をくじけそうにあがる

うっそうと茂る森の中
ぽっかりと拓く御所
他に誰もいない場所から空を臨んだ

小さな小さな神前の高台
わずかな空き地は地上を置いてきぼりにして
深遠なる虚(うろ)が空いた空を眺めていた
巨大な夜空に空いたヒュージホール
異界の魔物がでてくるぞ

何処か怖い 誰もいない だけど観たい神の踊り
とても怖い 誰もいない だから観たい夜空の宴

何処か怖い 誰もいない そしてつないだ手と手
あなたとわたし二人だけの宴

ぼやけた月が空に開かれた穴を塞ぐ
霞の灯火 二つ照らして影をつくる
どこまでもいつもと違う異境の時間と風を識る



はやく下に 降りなきゃ 来るぞ怖いものが来るぞ
はやくはやく 段差につまづく だから手と手つないでひた降りる


時間外の無作法を許してくださいと神前で二人たれた首
闇の中ぼやけた月の元に 夜空にあいた 大きな大きな穴を見た


何処か怖い だけどきれい
だから足竦めてそれでも眺め笑った



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多少脚色はありますが、実話です。
There is a huge hole in the sky.
We looked at the strange scene.
It had seriously dream.
We took our hands which are same temperature.
Because the huge hole was very scary.
(頭の中限定で曲付)詩 - - uamo72
「Earth's Axis」
I miss you.
The moon light me up always
when I do it for you.
But you call it foolish feeling.

I mess you.
The sun break me up with fays
when you do nothing for me.
So I came here with coolish peeling.

I muss you deeply.
The world put on a table us
whether we do a foolish thing.

I fight to all.
Fight you always, please.
We have the grateful hearts.

The stars drops off.
And it becomes new light.

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多分、いろいろと間違っているけれども気持ちほど詰めて。
(頭の中限定で曲付)詩 - - uamo72
「BROCKENSPECTRE」
明日が見えないからその火を指で辿った
月が星を噛んだからその実を象った
あてにならない残高にうなだれながら
霞を食べて生きる獣でいようとバカな夢を見た

明日が見えないからその美を目で追った
屑が質を噛んだからその実は消え去った
あてにならない拠点に住所はなくて
飲まず食わずで生きる獣でいようとバカになるしかない


明日が見えないから
覆し翻し変わり果てては揺れた均衡
確かなものなど何一つなく崩れて浮かぶ蜃気楼に
振り回されて翻弄されてじたばたしている



明日が見えないから なにもかも投げ出す
そんな風になれたならば雲に焦がれることもなくて
楕円を描いたゼロの数字左に棒があればトリック
気づけばそこには何かが成立する詐欺まがいの拠点


明日が見えないから何も信じないままで
明日が見えないことを何かの理由にしたくて
見えない可能性を切り捨てたがる



果実は美しく齧られて代価を渡す
月が星を噛み切るその光が散らばって
霞の中にはいつも浮かぶブロッケン現象
虹の輪に明日が見えないから いつも明日を信じる獣
(頭の中限定で曲付)詩 - - uamo72
「さいごのひ」
あなたはなにをしますか?
いろんな回答があると思います。

一瞬になにもかも詰め込めることは不可能ですが
その一瞬にしかない何かがあることもあります。

さて、そのさいごに納得がいくでしょうか。
さいごを迎えてしまうことに納得がいくでしょうか。


過去は無かったことにはできません。
未来が必ずあると言い切れません。
けれど、この一瞬だけはいつも確かです。



さいごのひ。
本当にそれがさいごかどうかは、いつも不確かです。
燃え尽きたはずの星の光が今も夜空を彩るように。
遠いイルカの声が人の耳に触れず海中を泳ぐように。
亡き人の残像が生きている人の中に留まる限り。



過去を消さなくても「今」は手元にあります。
未来を不安に思っても「今」は大丈夫です。
今は何処にも行きません。

今しかできないこと、今すること。
今をもしも大切にできていたなら
さいごのひに納得できるでしょうか。

次は今のさいご、今はさっきのさいご、さっきはもっと前のさいご。
いつもここにあるのは、さいごのひ。


泣いても笑っても、さいごのひ。
泣いても笑っても、再GOの火。
最高の日のために、さあ行こうか。


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カテゴリー違いで、曲付ではありません。
(文末改稿版/某所にて初出)
(頭の中限定で曲付)詩 - - uamo72
「さいせんがうら」
からりころり 下駄が叩く
欄干の傍にある地蔵様が握り飯を食っていた
崖の上で草食む羊 襲う爪も知らないままで
過酷な旅に出る用意 まだできてないのに

どこに向かうや その橋渡り
おみくじ引けば空回る賽銭箱

くるぞきたれや 欄干の飯
さあ その腹に収め行こうぞ
わずかな賽銭で狙う 
その欲のありつく先までちょいとばかし旅に出る



どさりがさり 雪ずれの音
一番街にある電光板が壊れ間抜けな面構え
河を渡る牛の親子 襲う牙も知らないままで
過激な戦に立つ覚悟 まだできてないのに

どこに消えるや その瓦渡り
占いに頼れば奇想天外な結果

間抜けな歯抜け 電光板の字
さあ その目でしかと読めば
占いを当てにして
その欲のありつく先までちょいとばかし戦の中へ


夜に咲いたこうもりの群れ
冬を彩る積雪の白
朝に歌う鳥のオペラ
夏に枯れる泉の底


くじけそうな旅の途中で
寂びれた地蔵様が優しく笑う
供物の握り飯食べてもいいか
盗人を前に笑う地蔵様に手を合わせた

だめだと思った戦の半ば
闇に一文字しか残らない電光板が灯る
その意味成さぬ光に縋りついてもいいか
戦士を前に照らす星は無機質に温かかった

さあ 腹もふくれた暖もとれた
道なき道は全てが道で
さあ 行こうじゃないか
握り飯返すために 意味を成す光にするために


昼に零れた夜の露
秋を見送る冬の声
春に成れば 春に成れば
下駄で橋渡り 雪摺りの音
新しい電光板に 地蔵様にっこり
(頭の中限定で曲付)詩 - - uamo72
「トレジャーハンター」
かなぐり捨てて 打ち倒し先を急ぐ
貫く剣と 隠す盾 腰には古い革巾着
そして着いた場所は目指していた遺跡
私はトレジャーハンター
純度の高い宝石求めて 不純な金貨を握り締める

ずっと目標だった宝箱を一人が開けた
きらめくような水晶がそこに
影も持たぬほどの透明度で光を全て透過する
数歩下がった場所で私の両膝は崩れた
何かがあるよりも 何も無いことが怖かった
透けて見える箱の底はなんの影もなく
きらめくような水晶がそこにはなかった

立ち尽くす同志の中 一人が言った
「見えないだけで実際はあるかもしれないぜ」
手を伸ばせと促した

できないよ できるわけないよ
仲間の一人が左脇を 一人が右脇を抱え
無理やり立たされた足は震え
その手に虚空をつかめと命ずる

空っぽの箱のために切り捨てたもの
純度の高い石のために 不純にまみれた金貨を握る
目指してきたものはこんな 空っぽの底ではなかった

怖くて手が出せない
見えないことと対峙することが
見えるものと対峙するよりも
どうしてこれほどまでに打ちのめす

唾を飲み込み左手出した
見えない水晶はそこに確かに無く手に触れず
指は手のひらを突いた


こんな結末のために
こんな空虚のために?
歩き続けてきたわけじゃあないよ
目指し続けてきたわけじゃないよ


その時仲間の一人が高らかな声で笑う
快活に 明瞭に通るその声に
誰もが彼を見た

見てみろよ、と彼は言った
「その左手が今つかんだものは
どこにもない純度を誇る どこにもない宝石だろう」と

誰もがその手を省みる
なんの感触も無いが 一人笑い また笑い
みんな座り込んで笑う


考えても見れば遥か 遠くから目指した
出会い別れて繰り返し 一人また一人諦めては去っていった

共に歩んできた同志 共に目指してきた仲間
空虚を手にするときも一緒にそれをつかんだ

どこにもない純度を誇り
その希少価値を誇り
開いた手には影を持たぬ 透き通る確かな結晶

私はトレジャーハンター
貪欲に宝を欲しがる 
私たちはトレジャーハンター
不純な金貨で買えないものを欲しがる

空っぽの箱に見えた
それは目指してきたもの
空っぽの箱に見えたそれは
見えない宝で満たされていた

それは諦めずに歩き目指し続けた先の箱にしかなく
胸を張って言えるよ
私は 確かに宝を目指し続けたトレジャーハンターだと
(頭の中限定で曲付)詩 - - uamo72
「ポルタメント」
寒い中 息を凍らせて歩いた
その腕が震えて それでも止まらなかった
枯れ葉がかさりと音をたて
風なき中に木霊する
ほんの少しの好奇心と 少しの遊び心

星の中 静寂のコンツェルト
その火が途絶えず そこらを照らしてた
落ち葉がこそりと音を消し
人なき中にいとまする
ほんの少しの懐疑心と 少しの浮かれ心

夜遊びをするのは誰?
真っ暗な鬼に攫われてしまうよ
天の川が架けた 対の岸にはあなたとわたし
時間を知らない子供のように 時計はそこに無かった




片田舎 駅の小売店に降りた
それまでが重くて それには堪らなかった
瓦礫がごとりと音をたて
風凪ぐ家にこだわった
ほんの少しの懐古心と 少しの滅び心

秋夜長 怠慢なポリフォニー
あの日が途端に 心を濁してた
瓦解がごそりと意志を射し
一薙ぎ 里に愛しさを
ほんの少しの猜疑心と 少しの寄生心

火遊びをするのは誰?
真っ暗な鬼に攫われてしまうよ
大空を翔る 終の棲家にあなたとわたし
時間を知らない子供のままで 時計はそこに砕け散った




歌遊びをするのは誰
真っ暗な鬼と手を叩き
どこまでも駆けた鬼ごっこ あなたとわたし帰れない
暗い喰らい夜道を走る 怖い強い火をもって 
時間を知らない嘘をついた 時計はいつもカウントしてた
歌ってどうかコンツェルトを 
奏でてどうかポリフォニーを
あなたとわたし 違う時計の螺子を巻いて橋渡る
遊んだ子供は家の中 鬼ごっこはもうおしまい


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裏題(時間的束縛を有する背徳行為)
(頭の中限定で曲付)詩 - - uamo72
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